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やなぎだ耳鼻咽喉科 > 検査項目一覧

Inspection検査項目一覧

電子内視鏡システム

スコープ先端部にCCD(超小型固体撮像素子)カメラが組み込まれており、これを電気信号に変換、画像を観察するものです。 先端の直径が2.9mmと細いスコープでありながら、高解像化が図られ、微細な病変の観察が可能です。 喉頭癌、下咽頭癌などの悪性疾患の初期変化の鑑別のみならず、さまざまな病気の診断が容易になります。

一般採血検査

採血することにより、さまざまな検査が可能です。たとえば、甲状腺のホルモン量を測定する、体の炎症反応の程度を調べる、また、アレルギー原因を特定するための特異的IgE抗体を測定したりすることができます。

各種感染症迅速検査

インフルエンザ感染症はもちろんのこと、溶連菌感染症、アデノウイルス感染症、マイコプラズマ感染症に対する各種迅速検査を行っています。

耳鼓膜鏡および鼻腔鏡

鼓膜鏡とCCD カメラを用いることにより、鼓膜の状態を患者さん自身も見ることができ、滲出性中耳炎などの治療効果の判定に役立ちます。鼻腔鏡は鼻の中を観察するだけでなく、アレルギー性鼻炎や慢性副鼻腔炎の手術にも使用します。鼻腔鏡を用いることで、より安全に手術できます。

標準純音聴力検査

一般に聴力検査という場合は、この標準純音聴力検査のことをさします。検査は、周囲の雑音を遮断する防音室で行います。伝音性難聴(音を伝えるところに傷害のあるもの、滲出性中耳炎など)、神経性難聴(聞こえを感じるところに障害があるもの、突発性難聴や老人性難聴など)の鑑別に有用です。

ティンパノグラム

子供に多く見られる滲出性中耳炎は、鼓膜の奥の中耳腔というところに液体が溜まる中耳炎です。この診断には、ティンパノグラムと呼ばれる検査がたいへん有用です。

眼球運動検査装置

めまいを起こしている患者さんに対し、眼振(眼の振れ)を観察することは、その診断に極めて重要であるだけでなく、回復状態を判定する上でも必要です。当院では、赤外線CCDカメラを用いた眼振検査装置を導入し、従来のフレンツェル眼鏡に比べてより詳細な眼振情報を得ることが可能となっています。当院では、週に2回、専門の検査技師が、下記の重心動揺計などとともに詳細な平衡機能検査を行っています。

重心動揺計

めまいや平衡障害を訴える患者さんは、その障害の部位や程度により、特徴的な重心動揺を示します。目を開けた状態および閉じた状態で、重心動揺計による検査を行うことにより、めまいや平衡障害の程度がわかります。 また、治療過程の観察にも有用です。

CT撮影および一般レントゲン撮影

当院では、円錐状(コンビーム)のエックス線を照射して撮影する、コーンビームCTと呼ばれるタイプのCT撮影装置を採用しています。この装置は一般的な 医科用ヘリカルCTに対して、被爆線量は7分の1以下でありながら、特に副鼻腔の診断に関しては、医家用CTと同程度の解像度で、撮影時に歯科用金属の影響を受けません。カビや歯が原因となる特殊な副鼻腔炎や、鼻骨骨折や頬骨骨折、副鼻腔腫瘍やのう胞、手術適応か否かなどの診断を、迅速で正確に行うことができます。一方で、一般的な副鼻腔病変に対しては従来通りのレントゲン撮影を行って診断しています。

静脈性嗅覚検査

栄養剤であるアリナミンをゆっくり静脈注射して、アリナミンが匂い始めた時間、および匂いが感じられなくなった時間を測定し、嗅覚障害の程度を調べます。嗅覚障害の予後を考えるうえで重要な検査です。

鼻咽腔・喉頭ファイバー

鼻咽腔および喉頭の粘膜病変の診断に有効です。鼻の穴からファイバースコープを入れ、鼻腔、咽喉頭、声帯周囲、声帯下方(気管上方)を観察、診断します。 病理組織採取や異物除去用の処置用ファイバー、一般観察用ファイバー、女性や小児用の細径ファイバーの3種類あり、目的に応じて使い分けます。 のどの反射の強い方でも、ほとんどの場合、検査が可能です。CCDカメラを用い、画像をモニターに出力しますので、患者さん自身も見ることができます。また、画像データをパソコンのファイリングシステムに保存し、患者さんにお見せしながら、経過をご説明しています。

超音波診断検査

超音波診断装置は小さな検査装置で、体の深部の詳細な画像を得ることができる器械です。体への影響が気になる放射線を利用することもありません。検査に伴う痛みも無く、小さなお子さんでも検査は可能です。甲状腺の腫瘍や頸部の腫瘤、リンパ節の診断に極めて有用です。

携帯用睡眠時無呼吸検査

問診などから睡眠時無呼吸症が疑われる場合に、まずスクリーニング検査として行うものです。鼻呼吸の状態や血液中の酸素飽和度、脈拍などが記録されます。検査装置を回収後、当院で専用ソフトで解析し、結果をご説明します。