今年の夏、知人から釣りの手ほどきを受ける機会があり、紀淡海峡の友が島付近までボートで出かけることになりました。この付近は船釣りのメッカで、ことに加太のタイはブランドものとして高値で取り引きされているそうです。「ポイントと仕掛けさえ間違わなければ、絶対釣れる」と断言する知人の言葉を信じ、眠い目をこすりながら朝3時半起床で出かけて行きました。
いざポイントへ到着し、言われるままに釣り始めると、これがけっこう釣れるんです。釣り方は五目釣りといった感じで、キス、鯛(チャリコと呼ばれる小さいのも多いですが)、アジ、ガシラ(カサゴ)など食べておいしい魚が次々とあがります。
2回目の釣行では、ビギナーズラックでしょうか、45cmくらいのアジも釣れました。それ以来けっこう病みつきになってしまい、今や4人分の竿や電動リールを購入し、いつでも友人と出かけられる用意を整えています。
ちなみに、自分の釣りはフィッシングというより、ほとんどその日の夕食のための漁といった感じです。キャッチアンドリリースなんていう釣りもありますが、自分には理解できません。いかにおいしい魚を釣るか、どうやって食べようかといったことばかりを考えています。
釣りというのはウンチクがいっぱいあって、ちょっとついていけない部分もあります。でも、あのかかった時の独特の感覚(思わず「来た!」と叫んでしまう)は他に代え難いものがあります。
でも、朝が早いのはつらいなあ・・・こんなことを言っているうちは、永遠にビギナーのままかも。