今回は、ちょっと辛口です。ご了承のほど。
このところ、テレビやラジオからやたらと聞こえてくる大阪弁を耳障りだと感じるのは、私だけではないと思う。生粋の大阪人の自分が言うのもなんだが、その不快さは我慢の限界を超えつつある。
最悪なのは、有名なボクシングの三兄弟プラス親父である。こんな言葉遣いが大阪では普通なのかと思われたら、心外だ。なんともすっきりしない結果となった世界戦とその後の言動で、応援していた多くの大阪人の心も、彼らから離れていったのではないだろうか。
J-Pop女性アーティストたちの言葉遣いも気になる。エロかわいいと言われる人(この人は京都か?)とカブトムシの人は、まだましなほうだが、私サクランボという人の話言葉はどうも気になる。だいたい「ごっつうええ曲やから、聴いてや!」など、そこらのコンビニにたむろしている中学生でも言わないような台詞を、恥ずかしげもなく公共の電波でさらしている。
そもそも、ダーリンダーリンと歌っていた人もそうであるが、どうして女性アーティストたちは、あんなにも美しくない大阪弁を、あえて使うのだろう? お笑い芸人がボケる時に、大阪弁を使うのとは少々違うと思う。
大阪弁イコール汚い言葉ではなく、大阪弁でも京都弁でもホッとするような、きれいな言葉遣いがあるはずだ。たとえば、メガネをかけたハーフの人がしゃべる徳島弁は、名前と容姿と曲の雰囲気とのギャップが大きくて、結構、好感が持てたりするのだが。
大阪というところは、元知事がセクハラをして辞職しても(この人、なんと現在、芸能界復帰を狙っているらしい)、前首相に「大阪は日本の痰つぼ」とまで言われても、そんなもんかという感じで済ませてしまう、不思議な町である。そして、汚い言葉や恥ずかしいことばかり全国に発信して、「それが大阪や」と開き直って、まったく反省していない。ほんとに困った町だなぁ、と思う今日このごろである。