またまた、子供を連れてのお出かけの話です。先週の週末に、家族でぶどう狩りに出かけたのですが、時間に余裕があったので、そのまま美術館にも寄り道してきました。食欲の秋を楽しむつもりで出かけましたが、同時に芸術の秋も楽しむ事が出来て大満足の一日となりましたので、今日はその時のお話を少々(笑)
今回のぶどう狩りでお世話になったのは、京都府井手町の「みどり農園」さんです。ネット上でもたくさんのサイトで紹介されているので、検索するとすぐに見つける事のできるとても有名な施設です。特に子供さんのいる家庭にとっては、けっこう知られた存在なのではないでしょうか。私たちは、農園に到着するとさっそくぶどう園へ向かい、借りたハサミを使ってぶどうを4房ほど収穫しました。採りたてのぶどうは、大粒で、とても甘くて美味しかったです。それにしても、ぶどう棚の下で楽しそうに走り回る子供たちと一緒にいると、こちらもなんだかほっこりした気分になりますね。周りの大人も子供たちに釣られて、いつの間にか童心に帰ってしまっているようでした。ただし、ぶどう棚の下は基本的に中腰ですので、腰痛には注意ですね(笑)
この日の農園では、園内を流れる川に大きめの金魚を放流し、つかみ取りをするイベントもありました。子供も大人も入り混じって川の中は大渋滞になっていましたが、みんなビチャビチャになりながら、ワーワー、ギャーギャーとほんとに楽しそうでした。もちろん、うちの息子はこの時点で服は総着替えです(笑)
川遊びが終わった時点でまだ1時半。我が家は家族全員が、まだ遊び足りないということで、色々と検索してみたところ、約1時間ほどでミホ・ミュージアムという美術館まで行けることがわかりました。途中ナビの性能を疑うほど険しい山道も越えましたが、きっちり1時間ほどで美術館に到着しました。
ミホ・ミュージアムとは、ルーブル美術館のガラスのピラミッドの設計で有名な建築家I.M.ペイ氏の設計による美術館で、レセプションから本館までが、なんと約500m。途中には、トンネルや吊橋があり、それらを越えた先に美術館の本館があります。ここは桃源郷をイメージしてデザインされていますので、春になるとトンネルを抜けた先にはたくさんの桜が咲いて、桃源郷を現実化したような、それはそれは見事な景色になるそうです。
本館に入るとすぐ目の前には立派な松の木と、山並みの景色が見事なエントランス。幾何学的なデザインの屋根や、立派な大理石づくりの館内を眺めていると、なんだかルーブル美術館のピラミッドの下にいるような気分になり、建築には素人の私が見ても、とにかく美しいと感じることが出来ます。心配した息子ですが、館内では思ったよりもおとなしくしてくれていましたので、私も久しぶりに、こういった空間でゆっくりと過ごす事が出来ました。いやー、たまにはこういった経験もいいですねえ。みなさまも、どうぞ楽しい秋をお過ごしください!