皆さん機関車トーマスのお話はご存知ですか?車体の前に顔があってお話も出来る機関車達の、あの有名なお話のことですよね。それでは、その機関車トーマスの実車が運行されていて、実際に乗車も出来ることはご存知でしたでしょうか?もう一月ほど前の話にはなりますが、今回うちの2歳の息子を連れて、そのトーマス号に乗ってきましたので、今日はその時のお話を書かせてもらいたいと思います。
実車のトーマス号は、静岡県の大井川鐵道で走行しています。大井川鐵道といえば、SLの営業運転で有名ですが、その走行距離や走行日数は日本一なのだそうです。今回私達が乗車したトーマス号は、大井川鐵道が所有するSLの内の一台をお話の中のトーマスとそっくりに改造した機関車で、実際に見たときはそのリアルさと迫力に本当に驚かされました。
トーマス号の運行は大井川鐵道の本線を1日1往復。片道約1時間15分程の行程です。私たちは往復で予約していたので、まずは往路の始発駅である新金谷駅に向かいました。駅に着いたのは出発の2時間ほど前でしたが、もう駅の周りには子供たちがいっぱいです。肝心のトーマス号は、近くの整備工場で出発の準備中とのことなので、私達も整備工場へ見学に行くことにしました。整備中のトーマス号を目の前で見ることが出来るのはもちろんですが、山積みにされた石炭を見れたことや、車体の下に潜って底側から見る機関車の眺めなどは、大人にとっても貴重な経験で、とても楽しい時間が過ごせました。
さて、出発の時間が近くなりました。客車と連結されたトーマス号も、いつでも出発出来るよとばかりに、頭から蒸気を上げています。我々もいよいよ客車へと乗車します。ところでこの客車ですが、実はこの車両もお話と同じになるように車体の色が塗り替えられています。分かる人には分かる話ですが、オレンジ色に塗り替えられてアニーとクララベルになったわけですね(笑)客車は昭和初期に製造されたもので、車両内部はかなりの部分が木製です。座席は向かい合わせの4人掛けですが、各座席に栓抜きが備え付けてある事や、車内の所々で国鉄のロゴを見かける事などは、時代を感じられてとても面白かったです。
この後、いよいよ出発となりますが、長くなり過ぎたので次回に続きます。すみませんm(_ _)m