2019年の12月末に武漢で始まった新型コロナウイルス感染症はいまだ衰えを見せません。3年ぶりの行動制限の無い年末年始を終え、年明け後の感染状況が心配な状況となっています。年末には、インフルエンザが3年ぶりに流行期に入ったことが、厚生労働省から発表されました。当ホームページの12月6日のお知らせ欄に掲載しましたとおり、当院も新型コロナウイルス感染症の診療・検査医療機関として指定されました。これにより連日、かかりつけの発熱患者さんの対応にあたっています。年末にはコロナ抗原検査の陽性率が著しく高くなり、インフルエンザの検査陽性例も散見されました。肌感覚としても、いずれの感染症も流行期にあることが実感されました。
このような慌ただしい状況の中、2023年を迎え、当院も創設以来四半世紀が経過しました。まだまだ当院は、コロナ以前の状況には様々な点で戻れてはいません。しかし、このような環境でも、改めて開設当初の原点に立ち返り、新鮮な気持ちで日々の診療に取り組んで行きたいと思います。
今年の4月には、保険診療のオンライン資格確認の導入が義務化されます。当院にとっても医療業界にとっても、大きな転機です。このシステムの転換を乗り切ることが、当院の当面の課題です。しかし、問題はこれだけではありません。今年もやなぎだ耳鼻科は立ち止まることなく、新たな取り組みをどんどん行っていきたいと考えています。
2023年も、やなぎだ耳鼻咽喉科をよろしくお願いします。