先日、6月10日の日曜日、車で長居競技場の近くを通る機会がありました。そこで、ふっと思い立って、陸上日本選手権を観に行ってきました。考えてみればこのような形で、簡単に観戦できるところが不思議なところです。サッカー日本代表やプロ野球の阪神戦なら、こうは行きません。日本選手権、ましてやロンドンオリンピックの代表を決める重要な試合というのにスタンドはガラガラでした。
こう見えても、自分は高校時代に陸上部で中長距離を走っており、陸上競技観戦は大好きです。しかし、世間一般での陸上競技の人気は低く、なかなかスポンサーがつきません。どうしても、大学を卒業するとすぐ競技をやめてしまいます。この結果、ますます選手が育たないといった悪循環におちいっているようです。実際、一握りの競技以外は日本記録もあまり伸びていないのが現状です。そんななか、女子やり投げで日本新記録が誕生する瞬間を観戦できたのは、ラッキーでした。
最後の競技は女子200mでした。まだまだ、世界レベルにはほど遠いですが、福島千里選手には華があり、多くの歓声を浴びていました。やり投げのディーン元気選手はスタンドを歩いただけで、人だかりができていました。オリンピックでも、陸上競技はメインの競技です。これらのスター性のある選手がどんどん伸びていって欲しいと思っています。そして、日本の陸上界にも水泳の北島康介のようなスーパースターが現れて、一気に盛り上がってくれればと期待しています。