あけましておめでとうございます。旧年中は、いろいろとお世話になり、ありがとうございました。

さて2011年、国内的には、地震や原発事故、台風の水害など、様々なことがあり、激動の年でした。当院にとっても2011年は、波乱の1年だったかもしれません。春先は、スギ花粉の大飛散が予想されたため、たくさんの患者さんが来院されることとなりました。夏頃から秋にかけては、いつまでも暖かい日が続き、秋が無いかのような気候でした。この結果、1年の後半は、通常の上気道炎などの冬型感染症の患者さんが著しく減少し、手足口病などの夏型のウイルス感染症が11月や12月まで続きました。少々特異な状況の1年だったかもしれません。一方、2年間にわたって、徐々に行ってきた院内設備のリニューアルがひとまず終わりました。何かと、落ち着かない一年でしたが、これにより院内のハード面の整備がひとつの区切りを迎えたことになります。

さて年が変わり、当院も新たな方向、つまりソフト面の改革に力を入れていこうと考えています。具体的には、患者さんサービスの向上に主眼をおいていきます。１つは、患者さんに対する接遇マナーの改善です。これには、院内の勉強会を増やすことにより、改めて取り組んでいきます。一方で、患者さんに対する病状の説明にできるだけ多くの時間を使っていきたいと思います。また、疾患説明用のリーフレットも増やして、疾患を充分に理解していただいた上での治療を心がけていこうと考えています。

今後も、様々な取り組みをすることで、より良い診療を心がけていきます。
2012年もやなぎだ耳鼻咽喉科をよろしくお願いします。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　柳田　昌宏