雪不足があっという間に解消され、屋根にスノーボードやスキーの板を乗せた自動車をたくさん目にするようになりました。スキーは大学時代からしつこく続けています(医者になってからの5年ほどは忙しすぎて、全く行けませんでしたが)。スキーの魅力はありふれた言い方になりますが、なんといっても自然とひとつになれること、それとあのすっ飛ばす爽快感かなと思います。
最近のスキー場の様子を見て感じることは、スノーボーダーたちのマナーの悪さです。信州や北海道のスキー場ではまだ良いとして、近畿近郊の小さなスキー場における状況は悲惨です。お客さんが多いのは仕方ないとして、ゲレンデのコースの中央にたくさんの人間が座り込んで、休憩している姿は一種異様です。
また、他人をよけることのできない技量のままゲレンデに出るため、ボードの性質上、止まることもできず衝突事故が多発しています。小さな子供を連れてスキーをしている自分たちとしては、少々心配になります。さらにはスキーパトロールの指示を無視して、滑降禁止の場所を滑る姿もよく見られ、あれでは事故や遭難が起こるのが当たり前といった印象です。
昔に比べれば、スキー場の施設も充実、装具も発達し、気軽に日帰りで行けるスポーツとなりました。しかし、自然相手のスポーツであることは変わっておらず、その危険性を充分理解し、また自然を愛する気持ちが必要だと思います。
天気のいい日の雪山は最高です。頂上からの素晴らしい眺望を見ながら、冷やした白ワインをいただくなんていうのはこの上なく幸せです(でも若い頃、スキー場で酒臭いおっさんを見て、最低やと思ってたなあ)。
まあこんなことブツブツ、だらだら書くなんて、おっさんの極みやなと自分で納得しつつ、これ以上書くとまた文句を書いてしまいそうなので、これで終わります。