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耳鼻科用CT撮影装置を導入しました

お知らせ

当院は1997年に開業して以来、約22年が経過しました。

これまで、X線を用いた診断装置は単純レントゲンのみでした。この間、悪性腫瘍や特殊な疾患が疑われるなどCTが必要な患者さんには、近隣の設備の整った総合病院を紹介してきました。しかし、改めて、初診料、画像診断料が必要となり、経済的負担をかけてきました。また、予約が必要であったり、撮影までに時間がかかることもあり、御不便をかけてきました。以上のようなことから、診断確定が遅れるケースもあり、残念な気持ちになることも多々ありました。

このような問題を解消することを目的に、このたび、耳鼻科用・アーム型X線CT診断装置AUGE SOLIO CBCT for ENTを新たに導入しました。当院の耳鼻科用CTはコーンビームCTと呼ばれ、円錐状(コーンビーム)のエックス線を照射して撮影します。

一般的な医科用ヘリカルCTに対して、耳鼻科用コンビームCTの特徴

  • 副鼻腔の診断に関しては、医家用CTと同程度の解像度で、撮影時に歯科用金属の影響を受けません。
  • 被爆線量は一般CTの7分の1以下で、身体にやさしい検査です。
  • 対面式の開放的な空間で、撮影時間そのものはわずか約17秒で、検査時間全体で約1分です。
  • 専用のソフトで速やかな解析ができ、早期の診断が可能です。
  • 医家用CTに比べ検査料が安価です。
  • 残念ながら頸部の病変の診断には、医家用CTの方が優れています。

CTによる診断が有用となる疾患

  • カビや歯が原因となる特殊な副鼻腔炎
  • 視力低下の原因となる蝶形洞炎
  • 鼻骨骨折や頬骨骨折
  • 副鼻腔腫瘍やのう胞
  • 手術適応となるかどうかの診断

このように、コンビームCTは有用な検査です。しかし、検査料は3割負担で約3300円程度必要です。したがって、当院では上記の疾患が疑われる方、症状が長引いている場合、手術的治療の適応を判断する時に限ってCT検査を行っています。一般的な副鼻腔病変に対しては従来通りのレントゲン撮影を行って診断しています。

一方で、CT検査は病気がどの部位にあって、どの程度のものか患者さん御自身も、目に見て判断することが可能です。このことにより、患者さんが御自身の病気を理解し、治療への意欲が高まることも事実です。このようなことから、患者さんにとってもメリットが多くある検査と考えています。今後は、この新たな機器を積極的に利用して、診療を行っていこうと考えています。

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